手術の現状

手術治療
手術とは人のからだにメスを入れる行為です。
ひとのからだはひとりひとり、みんな違っています。
だから、手術をおこなうときは、「手術をおこなうのに最適な環境で、
- 経験豊富な医療スタッフが、
- ひとりひとりにあわせた最良の手術法で、
- 安全かつ確実におこなうこと。
これが最も重要なことだと考えています。
昭和46年開院から平成22年までの、当院での手術件数は約2万例。平成11年に現院長(定永正之)が継承してからの手術件数は約6千例です。
1年間の手術件数は約600例、うち内視鏡下の鼻内手術(アレルギー性鼻炎手術、蓄膿症手術など)が450~500例、扁桃手術50例、耳手術30~40例、頸部手術などが10例となっています。
特に、重症のアレルギー性鼻炎に対するヴィデイアン神経切除術(後鼻神経切除術)には、重点的に取り組んでおり、現在までに2,000例以上の手術が行われています。
耳の手術
耳の手術は、顕微鏡下に行われます。薄さ0.3mmの鼓膜を剥離(はくり)し、鼓膜の裏側の奥行き7mmの中耳の空間で、人体で最も小さい耳小骨の操作を行います。 繊細な技術とていねいな操作が必要とされます。当院では、経験豊かな術者と、ベテランのスタッフが、手術の開始から終了まで、 患者さんにとってベストの結果が出せるよう、努力しています。
鼓室形成術(耳の手術)における国内の第一人者である森満保医師(前宮崎大学耳鼻咽喉科教授、前大学長)も執刀されており、難しい真珠腫性中耳炎の手術やアブミ骨手術、顔面神経の手術に対しても、良い結果を出しています。
開業から現在までに、当院で約2,000例の耳の手術が行われました。
鼻の手術
鼻の手術は、内視鏡下に行われます。縦15mm横10mmの鼻腔の入り口から外径4mmの手術用内視鏡を挿入し、鼻腔内のすべての手術を完了します。
内視鏡の画像は、専用のTVモニターに拡大して映し出され、リアルタイムに操作が進められます。
全身麻酔下の操作と現在の内視鏡の技術によって、鼻中隔彎曲症は5分、ヴィデイアン神経切除は10分、副鼻腔炎手術(ESS)は20分で終了するようになりました。
鼻の病気は、耳鼻咽喉科のなかで最も多く、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(ちくのう症)、鼻中隔彎曲症などの手術が毎日行われています。
当院では、開業から現在までに約18,000例の鼻の手術が行われ、そのうち5,000例以上を現在の院長が執刀しています。
麻酔科
麻酔科医の技術は、手術を左右します。患者さんを全身麻酔で眠らせて手術の痛みをなくし、手術中は、刻一刻と変化する患者さんのバイタル・サインを確認しながら、全身の麻酔管理を行います。
そのため、麻酔科医は、航空機のコックピットのように数多くのモニターやアラーム機器に囲まれて仕事をしています。
1人1人違うすべての患者さんに対して、いかに安全に全身麻酔をかけ、いかにスムーズに麻酔から覚醒させるか、これが麻酔科医の腕のみせどころです。
当院の麻酔科医師は、大学病院をはじめ、数々の一般病院で心臓手術の麻酔をふくめ、 多くの麻酔を経験してきた医師です。患者さんに優しく安全性の高い、 「完全静脈麻酔」を専門としており、全国でもトップクラスの症例数を経験しています。
完全静脈麻酔は、麻酔ガス(笑気)を使わず静脈麻酔剤のみで麻酔維持をおこなう新しい全身麻酔法で、麻酔ガスが体内に蓄積しないため、覚醒がよく、患者さんのからだへの負担が大幅に軽減されます。
当院では現在、ほぼすべての全身麻酔を完全静脈麻酔で行っています。
当院における平成11年から平成22年までの全身麻酔数は、約7,000例です。




























