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蓄膿症について

公開日:2011.05.13(金)

蓄膿症とは?

顔面の骨には、副鼻腔とよばれる、骨で囲まれた空間があります。副鼻腔は小さな孔で鼻腔と交通しており、健康な状態では、空気が入っていて、薄い粘膜が一枚、骨の表面を覆っています。この粘膜は、粘液を産生し、繊毛(せんもう)運動で粘液を鼻腔へ排出しています。かぜやアレルギー性鼻炎などで、この鼻腔との排泄ルートがつまってしまうと、副鼻腔の粘液は鼻腔へ排泄されなくなり、粘液がたまってしまいます。さらに、細菌感染がおこると、副鼻腔に膿汁がたまり、頭痛や鼻水、鼻づまりをおこしてきます。これが蓄膿症(ちくのうしょう)です。

なぜ治療が必要なのか?

蓄膿症は、頭痛、鼻水、鼻づまりを起こすだけでなく、集中力の低下や、生活のQOLに影響を及ぼします。膿性の鼻みずがのどへ流れて、咽頭の炎症や、慢性のせき、喘息の悪化なでを引き起こします。蓄膿症が慢性化すると、鼻茸(ポリープ)ができ、鼻づまりがつづいたり、においがなくなったりします。

では、具体的な治療方法を以下にご紹介します。


STEP1:治療法は?

急性の蓄膿症は、抗生物質を1~2週間ほど内服していただくと、ほとんどの場合、完治します。しかし、アレルギー性鼻炎や鼻中隔彎曲(わんきょく)症があると慢性化することが多く、くすりでは治りにくくなります。慢性の蓄膿症には、内視鏡下の副鼻腔手術(ESS)が必要になります。

STEP2:内視鏡手術(ESS)

高度の蓄膿症に対しては、内視鏡下の手術(ESS)が有効です。以前は、歯ぐきを切り、頬の骨をノミで削っておこなう方法が蓄膿症の標準的な手術でしたが、現在では、内視鏡の使用ですべての手術操作が鼻の穴から可能になっています。ESSは、術後3日以内に退院できるため、患者さんの社会的負担も非常に軽くなっています。

当院では、このESSを現在までに1000例以上行っています。

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