鼻のTopics
- アレルギー性鼻炎 -アレルギー性鼻炎の飲み薬は正しいか? あなたにあっているか?-
アレルギー性鼻炎で定期的に耳鼻科に通院されている方は、比較的多いと思います。 アレルギー性鼻炎については、もはや簡単な説明の必要はないように思います。毎年、花粉症の時期になると、テレビのCMでも、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」と謳われているため、これらのつらい3大症状も、みなさん方の中には、ほ ...続きを読む
- 花粉症 -その3- くしゃみ、鼻水、鼻づまり、一体どうして起こるのか?
花粉症。毎年、憂鬱な気分になる方も多いのではないでしょうか。毎年、2月3月になると大量の花粉が飛散して、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状、そして目の痒みに多くの方々が苦しみます。 スギ花粉症の方の多くは、ヒノキにも花粉症がでますから、季節性とはいっても1年のうち3ヶ月間以上、人によっては花粉症 ...続きを読む
- 急性副鼻腔炎 -その2- -どのような病態が起こっているのか?-
急性副鼻腔炎は、知っていますね。一般によく知られた耳鼻科の病名です。 急性副鼻腔炎については、たくさんの情報が溢れています。当院のホームページにも記載がありますし、以前のTopics でも書きました。 副鼻腔という、顔面の骨の空洞部分に炎症が起きて、膿(うみ)が、溜まってしまう病気です ...続きを読む
- 線維性骨異形成症 -耳鼻咽喉科でみる骨の病気- -副鼻腔炎との関係-
"骨" の疾患です。骨の病気なのに、どうして耳鼻咽喉科なのでしょう?線維性骨異形成症は骨の病気ですが、耳鼻咽喉科の外来を受診します。頭蓋骨、顔面骨の画像診断で偶然、見つかることも少なくありません。 今回は、"線維性骨異形成症" という疾患について書きます。 線維性骨異形成症とは? ...続きを読む
- 遺伝性出血性末梢血管拡張症 – オスラー病 – -どうして鼻血が止まらないのか?-
遺伝性出血性末梢血管拡張症という疾患があります。全身の血管に異常(血管奇形)が起こり、出血症状が現れる遺伝性の疾患です。オスラー病とも言われます。今回は、この稀な疾患について書きます。 病名について 遺伝性出血性毛細血管拡張症(Hereditary Hemorrhagic Telang ...続きを読む
- 原発性線毛運動不全症 -繰り返す副鼻腔炎、中耳炎と耳鼻咽喉科でみる病気-
原発性線毛運動不全症。 複雑で長い病名です。線毛機能不全症候群 ( primary ciliary dyskinesia, PCD )とも呼ばれます。 原発性とは、"原因が特定できない"という意味です。病名からは、何か"線毛運動"に異常がある病気らしい…と推測できます。 今回は、全身的 ...続きを読む
- 眼窩壁骨折
今回は眼窩(がんか)壁骨折について書きます。 眼窩とは? 図1 眼窩(orbita) https://en.m.wikipedia.org/wiki/Orbit_(anatomy) 眼窩(=ORBITA)🟩です。 (図1) 眼窩(がんか)とは、眼球をおさめている円錐 ...続きを読む
- 鼻骨骨折
痛そうです。すらっとした鼻筋がくの字に曲がって…映画のワンシーンなどで鼻が折れた登場人物が、自分でぐいっと戻すシーン。見たことありますか? 今回は、痛そうな鼻骨骨折について、書きます。 鼻骨って何? 一度くらいは聞いたことがある鼻骨骨折。でも、鼻骨って一体どこでしょう。まずは、外 ...続きを読む
- 副鼻腔炎治療ツール -切らずに治す新しいカテーテル治療とは?-
副鼻腔炎の治療。薬を飲んでだめなときは手術。一般にはその通りです。ですが唯一、特殊なデバイスを使用することで手術治療との境界を埋める低侵襲の治療方法が存在します。今回は、この副鼻腔炎治療ツールについて書きます。 副鼻腔炎の治療 副鼻腔炎の治療は、薬の内服と吸入治療が中心になります。高度 ...続きを読む
- JESREC スコア
JESREC スコアとは、好酸球性副鼻腔炎の確定診断と重症度を判定するために考案された点数です。一定点数を超えれば、好酸球性副鼻腔炎と診断され、この点数が高いとより重症であり難治性であると判断されます。 好酸球性副鼻腔炎 まず、耳鼻咽喉科で副鼻腔炎の診断があること。そして、好酸球性副鼻 ...続きを読む